EcoNursery®

最小限のスペースで最大限の収穫を
「EcoNursery®」「エコナーセリー®」は株式会社エルムの登録商標です。 PCT国際特許出願中(第5893095号)

紹介動画

リーフも苗も栽培できる自動搬送ロボット活用 コンテナ型栽培システム

高生産性

どんな場所でも高品質な作物を
安定的に計画栽培
高断熱コンテナ内で栽培環境を効率的に自動制御、天候や気候・病害虫の影響を受けず、都市部から寒冷地、熱帯地までどんな場所でも高品質な作物を安定的に計画栽培できます。
エルム独自の自動搬送ロボット(PCT国際特許出願中)が10段もの多段で育成、最小限のスペースで最大限の収穫を可能にしました。
土地の広さを気にせず消費地に近い場所で栽培できるので、安心安全の無農薬野菜を新鮮なままお届けでき、輸送コスト・環境負荷の削減も期待できます。 水耕・土耕両用のため、市場動向によりリーフから苗等、作物変更も容易です。

省力化

播種と収穫以外は
システムにおまかせ
播種後の棚移動、LED照明・温湿度・灌水・養液・二酸化炭素(CO2)等の管理はシステムが自動制御、収穫日に合わせて作業棚に移動されたトレイから収穫を行います。
手間のかかる播種も、エコナーセリー®なら種付きシードペーパーを敷くだけ。
収穫の際、培地からリーフを指定の長さにカットする自動収穫機もオプションでご用意しております。

簡単導入

栽培に必要なシステムが
すべて一台の輸送コンテナに
栽培を始めるにあたって問題となるのが、参入障壁の高さです。
農地の確保や水利権、農機具の準備、そして一番の壁が栽培ノウハウだと言えるでしょう。 エコナーセリー®ならコンテナ内に栽培に必要なシステムをすべてセット、コンテナが到着したらレシピを選ぶだけで、すぐに栽培を始められます。
コンテナとして輸送できるので、設置後の移設も容易です。
なお初期投資を抑えるため、リースでご利用いただけます。

エコナーセリー®なら同一システムで水耕栽培、水耕苗、土耕苗が栽培できます

水耕野菜(シート培地式)

【栽培例(ベビーリーフ・スプラウト)】
新開発のシードペーパーが播種作業の大幅な省力化を実現しました。シードペーパーは、品種や栽培日数に応じて最適化された間隔に種が並ぶ、水溶性のロールペーパー。シードペーパーを培地に敷くだけで播種作業が完了、環境にも人にも優しい、エルムからの新提案です。

水耕苗・土耕苗(底面灌水式)

(左)慣行苗、(右)EN苗
【栽培例(苗)】
同時期に播種した慣行苗との比較検証において、EN苗の方が茎が太く、葉が大きく分厚い、しっかりとした根の苗に育ちました。 定植後の生育も良く、収量比較でもEN苗の優位性が確認できました。
EN苗:エコナーセリー苗(「EN苗」は商標登録中です)

システム概要 (100段仕様の場合)

エコナーセリー®だけの自動搬送ロボット

人の作業は播種と収穫だけ

あとはエコナーセリー®におまかせください。

栽培の流れ(100段仕様・シート培地式でロメインレタスを芽出し2日・育成14日で栽培の場合)
()内は播種後の経過日数です。

エコナーセリー® 標準仕様

設定温度 20~29℃
炭酸ガス 3,000ppm以下 ※生ガス(高圧炭酸ガスボンベ)
光源 赤色LED・青色LED
光強度 最大290μmol/m2/s(typ.)(光源直下80mm位置で測定)
自動制御 光源、温度、湿度、二酸化炭素濃度、培養液(pH・EC)、潅水間隔、灌水流量、搬送トレイ自動搬送
外形寸法 ISO規格海上冷凍コンテナ 40フィート ハイキューブ
長さ12,192mm × 幅2,438mm × 高さ2,896mm
質量 約10トン(出荷時)
電源 単相3線式 AC200V 50/60Hz 20kVA
栽培方法 シート培地式(水耕)、底面灌水式(水耕・土耕両用)
育成レベル
(育成棚)
[100段仕様]:3段階
レベル1:7段  70mm( 25mm)
レベル2:2段  100mm( 55mm)
レベル3:1段  125mm( 80mm)

[80段仕様]:4段階
レベル1:2段  85mm( 40mm)
レベル2:2段  105mm( 60mm)
レベル3:2段  145mm( 100mm)
レベル4:2段  185mm( 140mm)

※自動搬送を考慮した草丈。シート培地使用時 ( )内は128穴セルトレイ使用時
1日の収量例
(14日育成時)
[ベビーリーフ]
14kg(シート培地 7トレイの場合)

[苗]
2,560本(128穴セルトレイの場合)

コンテナ

高断熱のリーファーコンテナをエアコンで効率よく空調します。 コンテナとして輸送できるので到着後すぐにご使用いただけます。

育成光源

植物育成に最適化された波長の赤色LED照明、青色LED照明を採用。 栽培時期に応じて、登録された照射パターンで自動制御します。 徹底的に無駄を排除した照明でコストを削減しつつ、短時間で栽培することができます。

管理ソフト

遠隔監視システムを標準搭載。
品種ごとのレシピに応じた自動制御だけでなく、栽培環境を柔軟かつ高度に制御することができます。

育成棚

セルトレイ(280×545mm)を1段あたり4枚収容できます。
100段仕様の場合、1棚あたり40枚システム全体で400枚収容できます。

灌水

灌水は底面方式を採用しています。
栽培に使用した水をUV殺菌し同じコンテナ内で再利用します。 水資源が乏しい地域での栽培も可能にし、貴重な地球資源を守ります。

収穫機(オプション)

トレイから外した培地をそのままセットするだけで、リーフを手間なく指定の長さにカットできます。
導入にあたってのご注意

・設置地域により建築基準法の制限を受ける場合があります。管轄の役所へご確認ください。

・設置場所への進入路、敷地の条件により、本システムが設置できない場合があります。

・設置にともない基礎工事が必要です。アンカーボルトで固定してください。

・電気、上水道の引き込みおよび排水、インターネット通信環境については、お客様にてご準備ください。

・種、培地等の栽培資材および備品等は含まれておりません。別途費用にて準備いたします。

・海外向け対応も実績がありますのでご相談ください。仕向地により販売できない場合もございます。